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デジタルアーカイブ

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大阪府では、関西を拠点に戦後の美術界で活躍した現代美術作家の作品をはじめ、1990年代に開催した「大阪トリエンナーレ」の受賞作品など、絵画や版画、彫刻、写真等約7,900点の美術作品「大阪府20世紀美術コレクション」を所蔵しています。ここでは、その所蔵作品を、作品名や作家名、キーワードから検索し閲覧いただけます。

作家解説

  • 津田 洋甫
  • Yoho TSUDA

奈良県吉野郡大塔村に代々林業を生業とする資産家の家に生まれる。1945年、日本大学芸術学部映画学科卒業。浪速写真倶楽部に入会する。当初抽象造形(アブストラクト)の写真をてがける。1952年はなや光画荘創立。1961年、出版社の仕事で大台ヶ原の原生林を撮影する仕事と出会い、1962年1月号のアサヒカメラに掲載される。1966年頃より樹木や水など、日本の自然をテーマとした写真を撮り始める。
1974年、浪華写真倶楽部60年記念展の第2週に「林」のタイトルで第1回個展開催、第2回個展「樹と林」(富士フォトサロン)、
1980年、ニューヨークで開催した写真展「Poems of Tree」を契機に、メトロポリタン美術館に作品が収蔵される。
写真集には「樹の色・風の音」 「四季百樹の詩」 「水の詩」 「シンフォニー大地の詩」 「出会いの一瞬」 「一期一会」など。また大丸ミュージアム、朝日新聞社系列で、写真展が開催され好評を博す。

主要参考文献

「写真集 四季百樹」 フジアー ト出版1986.5
「写真集水の詩」朝日新聞社1988.4
「写真集 一期ー会」求龍堂1996.6
「いまを生きる津田洋甫85年の軌跡」 津田洋甫写真事務所2008