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デジタルアーカイブ

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大阪府では、関西を拠点に戦後の美術界で活躍した現代美術作家の作品をはじめ、1990年代に開催した「大阪トリエンナーレ」の受賞作品など、絵画や版画、彫刻、写真等約7,900点の美術作品「大阪府20世紀美術コレクション」を所蔵しています。ここでは、その所蔵作品を、作品名や作家名、キーワードから検索し閲覧いただけます。

作家解説

  • 田中 一光
  • Ikko TANAKA

奈良市に生まれる。京都市立美術専門学校(現在の京都市立芸術大学)を卒業した後、産経新聞大阪本社を経て、日本デザインセンター設立に参加。その後フリーとなり現在のデザイン事務所を設立し今日にいたる。 その間、1959年日本宣伝美術会会員賞、1960年東京アートディレクターズクラブ金賞、1963年ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ銀賞、1973年毎日デザイン賞、1980年芸術選奨文部大臣新人賞受賞、1986年ニューヨークアートディレクターズクラブ金賞、東京アートディレクターズクラブ会員最高賞、1988年毎日芸術賞受賞と受賞を重ね、現在ではまさしく現代日本を代表する国際的なグラフィックデザイナーである。
大阪府は、1982年から1996年まで15年間にわたり田中一光氏にアートディレクターの就任を依頼し、府政に関わるさまざまなデザインについて貴重な助言を得てきた。その間府域では、1991年に守口市の京阪百貨店(京阪ギャラリー・オブ・アート・アンド・サイエンス)で、「田中一光のポスター1953-91展」(8月30日~9月11日)が開催されている。この展覧会の終了後、大阪府は田中一光氏より同展出品作品の中から107点のポスターの寄贈を受けた。

主要参考文献

「田中 一光展伝統と今日のデザイ ン」富山県立近代美術館 1998.8-1998.10
「田中一光回顧展 われらテザインの時代」東京都現代美術館、 サントリーミュージアム天保山 2003.6-2004.1